実来店につながるSNS運用のコツ!ユーザーの行動実態と対策ポ…
キーワードを入力すると関連するハッシュタグの候補が表示される
グルメサイト、Google検索と並び今やお店探しの主流となった「SNS検索」。中でも「Instagram」は10~20代の若年層にのみならず、30~50代の利用率も年々増加傾向にあり、集客手段として積極的に活用していきたいツールです。これから複数回に分けてInstagramを使った集客のポイントをご紹介します。
目次
開発元のMeta社によると、Instagramの国内の月間アクティブアカウント数は2019年3月時点で3,300万人を突破したと発表されています。
また、2021度の総務省の調査データによると、年代別のInstagram利用率は15~19歳:72.3%、20代:78.6%、30代:57.1%、40代:50.3%、50代:38.7%となっています。以前はインスタグラムのユーザーの大半が10代〜20代と言われていましたが、40代〜50代のユーザー数も徐々に増加していることが伺えます。全年代での利用率は2015年の調査開始以降一貫して増加傾向であり、今回の調査結果で初めて「Twitter」を上回り、「LINE」に次ぐ利用率となりました。
株式会社ファンくるの調査によると、SNS利用者のうちSNSをきっかけに飲食店を知ったことがある人は全体の83%であることが分かりました。中でも「Instagram」から知ったという回答が66%と最も多くなっています。
「誰の投稿で飲食店をみつけたか?」という問いに対しては、「おすすめに出てきたユーザー」が半数以上を占め、写真の投稿によってお店を発見した人が78%にのぼります。他にも「動画の投稿(リール)」や「SNS内での検索」から飲食店を見つけているようです。
「SNSがきっかけで実際に飲食店に来店したことがある」という人は全体で84%、20代では90%となり、SNSの影響力の大きさが伺えます。来店のきっかけとしては「料理やドリンクの写真・動画が魅力的だったから」「店舗の雰囲気が魅力的だったから」という回答がほとんどで、SNSでお店の魅力を発信することは集客の1つとして非常に効果的であることがわかります。
それでは、ユーザーは実際にどのようにInstagramでお店を探しているのでしょうか?Instagramの検索にはアカウント名や地図検索など様々な手法がありますが、主に利用されているのは「ハッシュタグ(#)検索」です。投稿の際に業態やエリア、利用シーンなどのキーワードをハッシュタグ(#)として付けることで、関連した投稿を探しているユーザーの検索結果に表示され、お店を見つけてもらいやすくなります。
2021年6月に新しく登場した地図検索機能、通称「インスタマップ」も今後注目される検索手段の1つです。ハッシュタグ検索は実際の投稿内容と無関係の情報もピックアップされてしまう場合がありますが、地図検索は投稿の位置情報に基づいた検索結果が表示されるため、より精度の高い検索が可能です。検索結果はハッシュタグ検索との併用でさらに条件を絞り込むことできます。
次に店舗側のSNS利用状況をみていきましょう。「現在SNSを活用した集客を行っている」という店舗は全体の82.6%で、その内59.5%がInstagramを利用していると回答しています。
また、現在活用している集客手段のうち最も効果を感じている集客手段についても、Googleビジネスプロフィールと同程度に効果を実感している媒体として「Instagram」があげられています。
このように店舗とユーザーいずれの視点を見てもInstagramの利用が活発であり、今後のWeb集客において向き合わなければいけないツールであるということが伺えます。
今回は最新のInstagramの利用率やSNS検索を利用したお店探し、飲食店での活用状況についてご紹介しました。次回はInstagramアカウントの登録方法や、初期設定について解説していきます。
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