実来店につながるSNS運用のコツ!ユーザーの行動実態と対策ポ…
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いよいよ最終回。前回ご紹介したアルゴリズムを基に、フォロワー獲得・リーチ数増加につなげるために特に重視していきたい「保存率」と「ホーム率」を伸ばすコツを解説します。
目次
Instagramの運用にあたり重要な指標の1つは「フォロワー数の増加」です。新規フォロワーの獲得には、リーチ数を伸ばしフォロワー外のユーザーへアカウントの認知を拡大していくことが必要となります。具体的にリーチ数を伸ばすための取り組みとして、「ハッシュタグ」の分析に重きを置いている方は多いのではないでしょうか?もちろん、ハッシュタグもInstagramのアルゴリズムに基づいて動く大切な要素の1つです。とはいえ、ハッシュタグは他の機能と比較しても不透明な部分がありその種類も無限に近いため、対策をとるのは効率が悪いのが難点です。実際に “バズった” 投稿のインサイトにおいても、ハッシュタグの流入は1%以下であり、メインは発見タブからの流入となっています。つまり、優先して取り組むべきは発見タブで拡散される仕組みを理解し、そのアルゴリズムに合わせた投稿を心掛けていくことであるといえるでしょう。
そこでリーチ数を最も効率よく伸ばし、発見タブで拡散させる方法として注目したいのは保存率の向上です。発見タブのアルゴリズムを思い出してみると、重視されている「投稿の人気度」の中でも投稿の閲覧時間が大きく評価されています。「保存」という行為は再度投稿を見返すために行われるため、保存率が高い=質が高い投稿であることが示唆されます。つまり、保存されやすい投稿というのはInstagramが多くのユーザーに見せたい投稿と言い換えることができ、発見欄などでレコメンドされやすく、結果としてリーチ数を増加させることができるのです。
繰り返しになりますが保存=何度も見返したい投稿であることから、情報量の多い投稿を行うことが効果的です。例えば調理動画やキャンペーンの告知、お店のメニュー紹介等、ユーザーが自身のコレクションに加えておきたいと思う投稿を心がけましょう。
投稿の最後に「いいね、保存よろしくお願いします」といった文言をつけ、保存を促すのもよいでしょう。保存アイコンへの矢印やイラストを加えて視覚からアプローチするのもおすすめです。
ある程度投稿を行うことができたら、自身の投稿の中から保存数が多いものを確認してみましょう。「季節料理の紹介が人気だな」「定期的に行っているイベント情報は保存数が多くなっている」といったような傾向が発見できれば、ポイントを押さえて保存率の高い投稿を継続できます。
次にホーム率についてみていきましょう。前回ご紹介した通り、ホーム率とは自身の投稿がどれだけフォロワーのホーム画面である「フィード」で閲覧されたかを示す割合です。フィードの表示順はアカウント同士の親密度によって変化し、アカウント間で頻繁にやりとりが行われていると優先的に表示される仕組みとなっています。そのため、ホーム率が高い=多くのフォロワーのフィードにコンテンツが表示されていることが示唆され、それぞれのフォロワーとの親密度が高く、フォロワーの質が高いと言い換えられます。
フォロワーの質が高くなると投稿にいいねや保存等のエンゲージメントが付きやすくなるため投稿の質が高まり、発見タブやハッシュタグの人気投稿でレコメンドされやすくなります。レコメンドによりフォロワー外のリーチが拡大していくため、ホーム率を高めることはリーチの拡大・新規フォロワーの獲得に重要であることがわかります。
ホーム率を高めるにはフォロワーとの親密度を高めることが必要です。親密度は投稿へのいいねやコメント、DM等特定のアクションを実施しシグナルを積み重ねることで向上します。
具体的なシグナルの例 ・ 投稿へのいいね、保存、コメント ・ ストーリーズへのアクション(コメントやスタンプ等) ・ DM ・ アカウントでの滞在 |
上記の中でも特に注目したいのが、ストーリーズへのアクションです。ストーリーズのアンケート機能や質問BOXは手軽に回答できるためフォロワーがアクションしやすく、シグナルの獲得に繋がりやすいため積極的に活用していきましょう。
作成後間もないアカウントでフォロワーが少ない場合には「チャットボット」の活用もおすすめです。チャットボットとは、特定のアクションに対して事前に紐づけをしたDMの自動送信を行う機能です。例えばストリーズにリアクションをしたユーザーにクーポン画像のDMを送信したり、問い合わせに対して選択式で応答することもできます。
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